デイトレPCとゲーミングPCの違い

家電量販店でゲーム用PCを勧められた事例

先日、お客様から「家電量販店に相談に行ったが、うまく案内をしてくれなかった」というご相談がありました。


お客様はトレード用のパソコン購入を検討していましたが、家電量販店ではゲーム用パソコンを提案されたようです。担当の方もトレード用途に詳しいわけではなく、「高性能=快適」という考えで案内されたとのことでした。


そもそも、ゲーム用とトレード用では設計の思想が違います。ゲーム用は処理能力を優先し、トレード用は処理能力よりも安定性を重視した設計になっています。処理能力を優先したハイスペック構成になる分、ゲーム用の方が値段も高くなる傾向があります。


用途が違えば、最適なパソコンも変わります。まずはこの前提を知っておくことが、パソコン選びで失敗しないための第一歩です。



家電量販店はトレード用パソコンは販売していない

家電量販店では、トレード用パソコンの取り扱いがなく、トレードに特化した知識を持つスタッフも少ないのが実情です。そのため、「高性能なパソコン=快適」というイメージから、ゲーム用パソコンを提案されるケースが多くあります。


しかし、デイトレでは単純な処理能力よりも、長時間安定して動作することが重要になります。



Quadro採用の理由とGeForceとの違い

トレード用パソコンには、マルチモニターでの安定動作に強い「Quadro」というビデオカードを採用しています。一方、ゲーム用に多い「GeForce」は処理能力を優先した設計で、Windowsアップデート後に画面が出なくなるなど、不具合の相談が比較的多い印象があります。


トレードアプリは板やチャートのデータ処理を証券会社のサーバー側が担うため、パソコン側に大きな負荷がかかりにくく、高いGPU性能を必要としないケースがほとんどです。
(詳しいビデオカードの選定理由や出力端子の仕様は、グラフィックボードの記事で解説しています)



トレードスタイルによって最適構成は変わる

ただし、証券会社のデータを直接パソコンへ取り込んで独自に分析するような使い方をされる方や、複数のEAを常時稼働させながら重い解析ツールを併用する方は、GeForceをご提案させていただくケースもあります。


このように、トレードスタイルによってGeForceが最適なのか、Quadroが最適なのかは変わってきます。「トレード用=Quadro一択」ではなく、実際の使い方に合わせて構成を決めることが大切です。判断に迷う場合は、一度ご相談いただくのが確実です。

■おすすめ記事

ビデオカード以外にも、CPUやメモリを含めた安定性重視のスペック選びが重要です。デイトレに最適な推奨スペックはこちらで解説しています。

デイトレパソコンの最適スペック|CPU・メモリ・グラボ


関連記事